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カビに効くアジスロマイシンはどの病気に使えるの?

アジスロマイシンはマクロライド系抗生物質で、病原微生物である細菌やウイルス、真菌(カビ)が原因の様々な病気に有効とされています。
特に有効なのは細菌で、肺炎球菌、化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌、マイコプラズマ、肺炎クラミジアなどの病名に効くとされています。
一方でインフルエンザ菌や、一般的なウイルス性の風邪と呼ばれる病名には効果がなく意味のないものですが、細菌による二次感染や予防のために用いられることがあります。

細菌の分裂・増殖にはタンパク質の合成が必要で、リボソームという器官で行われています。
人が細胞分裂する際も同様にタンパク質を使っていますが、人と細菌ではリボソームでの形が異なります。
その違いを狙って、細菌のタンパク質合成を阻害する作用を持つのがアジスロマイシンです。
また細胞壁をもたないマイコプラズマのような細菌や、細胞内に寄生するクラミジアなどに対しても抗菌作用をあらわします。

アジスロマイシンの特徴として胃酸に強いため不活性化を受けずに、体内に効率良く吸収されるところが挙げられます。
投与後は血液中に10~100倍の高い濃度で蓄積し、血中半減期が時間とともに延長するために、1日1回の3日間の服用で、効果が何日も持続する薬です。

アジスロマイシンは小児に対しても処方される薬で、使用する症状については、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍と中耳炎となります。
大人に対しては、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患があります。
他にも細菌よりも形が大きい真菌(カビ)に対しても効果が見られるため、カンジダ症や水虫などの白癬症といった病名の、皮膚表面にカビが感染する真菌感染症にも利用されます。

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